動点の問題 〜面積と関数〜

  marryさんからの質問

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無題 投稿者:marry 投稿日:2012/10/11(Thu) 16:26

  1辺の長さが3cmの正方形ABCDがある。
点Pは点Aを出発し毎秒1cmの速さで辺AB上を点Bの方向に、移動し点Bに到達したら、同じ速さで辺BA上 を移動し、点Aまで戻る。
また点Qは点Pと同時に点Aを出発し、点Pと同じ速さで辺AD、DC上を通って、点Cまで移動する。
点P、Qが点Aを出発してか らx秒後の3点A,P.Qを、結んでできる三角形APQの面積をy平方cmとするとき、次の問いに答えなさい。

@ア、点Qが辺AD上にあるときyをxの式で表しなさい。
 イ、点Qが辺DC上にあるときyをxの式で表しなさい。
   (どちらもxの変域も書くこと。)
 
A0≦x≦6の時のxとyの関係を表すグラフを書きなさい。

B点P、Qが点Aを出発してから6秒後までの間で、三角形APQの面積が2平方cm以上になるのは何秒間か答えなさい。


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 コメント;動点の問題は1秒後・2秒後・・・・
      シミュレーションしてみることが大切です!
      式を作るときは、数字で考える中で、
      3秒後の3をxに変えたら・・
      
      変域は、各辺を移動していて
      向きが変わる瞬間が変域の数です。

      この方法で!あなたも動点の達人!

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解説

次のように、1秒ごとにどのような動きをするか考えてみましょう。
面倒かもしれませんが、コツコツと確認することが意外と近道です!

@ア

秒後 P,QはAから1cm離れたところにあります。



秒後には、2cm離れます。



秒後には、ちょうど半分になります。


0秒から3秒までは わかりやすいですね!
1秒で1cm進むので、x秒でxcm進む。

△APQ=AP×AQ÷2
     0≦x≦3




秒後は、Pが折り返し、Qは角を曲がってこんな形です。



秒後には、こんな形になります。


秒後には、一直線になります。



3秒たったところから・・
ちょっと悩みます。


底辺は、AP
高さは、AD の 3cm

APの長さだけを考えます。

秒後 

AP=3cm


秒後 

AP=2cm


秒後 

AP=1cm


xを使って表すことが難しいですね・・
ところが の長さに注目してみましょう。
ちょうど
  3秒後 3cm
  4秒後 4cm
  5秒後 5cm です。

 ABCの長さ6cm から x をひけばAPです

 AP=6−x

そこで面積は、
△APQ= AP×AD÷2
   y = (6−x)×3÷2
 これを計算して
  3≦x≦6


Aグラフを書くと



こんな形になります。

B y=2 となるxを求める。

 0≦x≦3 のとき
 2=x^2/2
 から x =±2
 0≦x だから x=2

 3≦x≦6 のとき
 2=−3/2x+9
 3/2x= 9−2
    x= 14/3

 このことから 面積が2平方cmになるのは

  2秒後と14/3秒後

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