8角形の面積
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左図のように、半径Rの円Oがあり、 その中に内接する正8角形の面積を考えました。 【見通し】 正8角形ですから、図の△AOBと合同な二等辺三角形が8個あります。 △AOBの面積を求めて8倍すれば良いわけです。 【解説】 △AOBの底辺はRで高さはhであるとし、 hをRで表すことを考える。 ∠AOB=360÷8=45゜ AH⊥OBなので、 △AOHはAH=OHの直角二等辺三角形である。 つまり、辺の比は AH:OH:AO=1:1:√2 そこで、r=√2R/2 =h となる。 △AOB=OB×AH÷2=R×√2R/2÷2 =√2R2/4 よって、求める8角形の面積は √2R2/4×8= 2√2R2 |
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さらにAB=aとして、Rを使わずに面積を求める方法を考えます。 上の解説をそのまま生かして、一辺の長さをaとして aで面積を求めてみます。 【見通し】 基本的には、上の解説の通りですが、Rをaで表す事ができればよいわけです。 R=h+χ R=√2h という性質を利用すれば解決できそうです。 【解説】 △AOBはOA=OBの二等辺三角形である。 R=h+χ …@ △AOHは直角二等辺三角形だから。 R=√2h √2 h=――R …A 2 @とAから χ=R−h χ=(√2−1)h √2 χ=(√2−1)――R 2 2−√2 χ=――――R …B 2 また△AHBは直角三角形なので a2=h2+χ2 これに、ABを代入 a2=(2−√2)R2 2+√2 R2=――――a2 2 2+√2 2√2R2=2√2×――――a2 2 =2(√2+1)a2 |