中学校の数学に関して、授業で使える教材や問題を紹介しています。質問掲示板も復活!

連立方程式の授業

連立方程式の解き方について子ども達の苦手な原因を考えてみました!
文字式が苦手なだけで連立方程式自体は解けるのではないか?
と考えて次のような授業を行いました!

単元名 連立方程式の解き方(代入法・加減法)
目標 クイズで連立方程式の解き方を理解しよう!
工夫した点 文字式にこだわらず、記号で文字を置き換える事で生徒に考えさせる。
主な流し方 1時間目
次の問題に挑戦する

 問題(加減法
  それぞれの●と▲は同じ数を表しています。
  ●と▲はどんな数でしょう。

  ●●●▲▲▲▲=23 
  ●●●▲    =17  など

個人・グループで取り組む
  ※黒板には●▲の掲示教具は必須!
    発表では、それらの掲示物で発表させると効果的!
  なかなか考えきらない生徒が多いときほど、
  考えられた生徒に発表させると感動が大きいようです!

同様の問題を数回繰り返す
 → 次第に●×3 や3●など文字式の決まりを利用する方が
   便利である事に気づき始めます!→文字式と図との結びつき!

加減法の基礎はこれで十分身に付きます!
意外と既に塾で勉強していた子どもたちも苦戦していました。

 そして、文字式とこの図とを並記して、練習!

2時間目
 問題(代入法
  ●=▲▲▲
  ●●●▲=20   など

  これも同様に取り組みます。
  この解法を紹介させると瞬間、教室内に感動の声があ〜!

 《参考》(としみ法)
  ●と▲▲▲は同じだから・・●のところに当てはめて
  (▲▲▲)(▲▲▲)(▲▲▲)▲=20

 《参考》(ゆうすけ法)
  ● ● ● ▲=20
  ‖ ‖ ‖
  ▲ ▲ ▲
  ▲ ▲ ▲
  ▲ ▲ ▲    ▲が10個で20だから・・

ポイント 2年生の最初のヤマ場と言われる連立方程式!
実はとても楽しく簡単であると子どもに思わせる事は大切な事だと思います!
いきなり、式を提示して「解け!」じゃ楽しくありません!
その他 この学習をした事で連立方程式の解き方はほぼ完璧に理解できたようです!期末テストでもほとんどの子どもが連立方程式は解けていました!

でも・・・その前の文字式の計算が・・・
まだまだ、未熟な私です!